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34.張り替え後の調弦…調弦(4)
ギターの弦を張り替えたなら、次に調弦をしなくてはならない。これが初心者にとっては一大事じゃ!チューニングメーター(チューナー)に頼るとはいっても、メーターが反応する範囲まで音を上げなくてはならない。一体どのくらい巻き上げればいいのかが見当がつかないらしい。そこで、次のMIDIパネルを用意した。このパネルでそれぞれの弦の開放弦を聞くことができる。音はずっとなっているから、よく聞き比べて調弦し、ある程度合ったと思ったらストップして次の弦に入ればよい。

1弦開放弦“ミ”=E 2弦開放弦“シ”=B 3弦開放弦“ソ”=G
4弦開放弦“レ”=D 5弦開放弦“ラ”=A 6弦開放弦“ミ”=E

このMIDIファイルは自分のパソコンに保存しておくこともできる。WINDOWSだとマウスポインタをMIDIファイルに置き、右クリックして「名前を付けて保存」を選択して適当な場所に保存すればいいんじゃ。また、このページを開いたまま使うときは、コンテンツのBGMを止めてから使うんじゃよ。
新品のナイロン弦というのは正確に合わせたつもりでも、5分も経てばあっという間に下がる。ぜひこのパネルを有効活用してくれたまえ!じゃあまた!

35. 拍子記号の読み方
「塾長、この曲は8分の6拍子の曲なんですけどなんか今ひとつ記号の読み方がわからないんです…」
「8分の6拍子の<8分の>というのは8分音符を長さを1とする、という意味じゃよ。6拍子の方はそのまま解釈しよう。1小節に6拍ある曲ということじゃね」
「昔学校では8分音符が1小節に6拍ある曲、と教わりました」
「そうじゃね。そう教わるケースが圧倒的に多いんじゃが、大切なのは数を数える単位が8分音符だと言うことなんじゃよ。8という意味と6という意味をくっつけて考えるから混乱するような気がするんじゃ。分数だから約分して4分の3かなあ、という学生もいたなあ…」
「……」
「あれ?き、君だったか?まあいいじゃないか。わかれば!」
「(コホン…)では、16分の何拍子とか、2分の何拍子という曲もあるということですね?」
「その通り。それとギター曲にはほとんど登場しないが、稀に全音符を単位とする曲もあるんじゃ。この場合1分の何拍子、という書き方のほかに、全音符そのものを拍子記号に書いた作品もあるんじゃよ」
「そういえば以前塾長が、音符の名前のところで説明していたのを思い出してきました。音符の名前は全音符の長さに対する比率から付けられている、ということでした」
「えらい!よく思い出したね。あと大切なことなんじゃが、andanteとかmoderatoのような速度に関する言葉は、メトロノームに大体のスピード枠が書かれているんじゃが、これらの数字は4分の何拍子のときの目安なんじゃ。8分の6拍子の場合は基本的に1の長さは早く設定しないとandanteなどの感じにならないから気をつけることじゃな」
「えっ?そうなんですか?道理でやけに遅い曲だなあと思ってました。どのくらいスピードをあげればいいんですか?」
「メトロノームで6拍すべてを打つ場合は単純に2倍程度が目安じゃが、8分の6拍子という作品は一般に1拍目と4拍目に重心が来る2拍子系で書かれる事が多いから、2拍で取る場合は3分の2くらいに設定しよう。仮にandanteを72とすれば48になる計算じゃ」
「なるほど、そういうことだったのですか!」
「この話は曲のビート感で、とても重要じゃから別の機会に詳しく説明するつもりじゃ」
「わかりました。どうもありがとうございました」

36.指ポキポキは要注意!
「さあ、ギターを弾いてみようか」
「はい」(ポキポキ…と指の関節を鳴らす)
「あれえ?その指ポキポキは習慣かな?」
「はい。どうもこうしないと指がむずむずするんです」
「うーん。ちょっとそれは問題があるなあ…」
「えっ?いけないんですか?」
「指を鳴らすと関節が太くなるんじゃよ。関節が太くなるとセーハしたときに関節だけが指板にあたるため、いくら力を入れても関節の間の弦が押さえられないことがあるんじゃ」
「エエーッ?そうだったんですか…。でも指を鳴らすのは長年の癖なんです…」
「関節が固い人に多い習慣じゃな。でも、セーハする際の左指の人差し指以外は鳴らしてもたぶん影響はないじゃろう。」
「アーよかった!でも気をつけます」
「指を鳴らして関節が太くなるのは何年、何十年の単位なので指がすぐに変化することはないが、それでも気をつけておこう。ちなみに私は関節はまったく鳴らないんじゃ。指のストレッチが大切なとこは以前にも言ってあるが、もう一度確認しておくのもいいじゃろう」
「わかりました」

37.共通項は括弧でくくれ!
「塾長、今日は数学の授業ですか?」
「うーん、そうかも知れないし、そうじゃないかも知れない…」
「あの、僕は数学は苦手でして…。では今日はこれにて失礼をば!」
「おいおい!数学は題材じゃ!ギターに役立つ話じゃからそう急くことはない」
「ホンとですか…?塾長はたまに数学の講義をするからなあ…」
「大丈夫。今日はコードチェンジの話じゃよ!君は以前、CからFにコードチェンジするとき、遅くなるんでどうしたらいいかと悩んだじゃろう?」
「今でもまだ少し遅いです。どうすればいいのですか?」
「CコードとFコードのフォームをよく見比べてみよう。何か気づくことはないかな?」
CとFのコードフォーム
「うーん…、何か気づくことですかあ…。よくわからないなあ…」
「共通して使っている指がないかどうかを見てごらん」
「あ、5弦のドは同じですね!CとFは3の指(薬指)になってます!」
「じゃろう?そういう共通した指は残しておくと次のコードに移りやすいんじゃよ!」
「やってみよう、っと…。あ、ほんとだ。FからCに行くときもスムーズですね!」
「コードチェンジをするときは共通指は残しておく。以前数学の時間に共通項はカッコでくくれ、というのがあったじゃろう?ab+ac=a(b+c)という公式じゃな。あれの応用じゃ!そのほかに、たとえばAmとCなんかも共通指が多いんじゃよ」
「ははあ、AmとCは1の指と2の指が共通ですね!3の指を変えるだけなんだ!」
「この場合はabc+abd=ab(c+d)のようなイメージじゃなあ」
「なるほど!今日のテーマはそういうことだったんですね。これからコードチェンジのときに気をつけてみます。」
「実はこの話はコード以外にも普通の楽曲で、左指の移動が難しい時に考えるといいんじゃよ。運指法の基本じゃな」
「わかりました。早速試してみます」